子どもを生きることができなかったアダルトチャイルド(1)
インナーチャイルドを大切にする
子どもの自分と出会うことは、生き生きとした自由な自分と出会うこと
年齢を重ねても私たちの中に生きている
私の子どもの頃に時代をさかのぼって想いを馳せてみると、色つきの情景に「音」や「感触」に季節の匂いつきで、まるでスライドショーのように場面が切り替わる形で記憶が蘇ってきます。
自分が主人公のストーリー・・・その情景は主に自然の中で遊ぶ子どもらしい子どもです。
私が子どもらしくいられたのは、おそらく小学校に上がる前まで。
その頃の記憶は、不思議ですが昨日のことのように鮮明に覚えています。


当時、実家の三軒ほど先には小学校があり、学校の遊具のあるところが私の屋外プレイルームでした。
ブランコ・すべり台・花壇など、すべてが揃っている巨大なオモチャ箱ともいえる学校の一画で、ポプラの木も草っぱらも、地面も、全部おもちゃに変身させてしまう力が、地球の子である私には備わっていたような気がします。
中でもブランコはスペシャルなオモチャでした。
高く高く空を仰ぐようにブランコをこぐと、どこか夢の世界へ行ったような感覚になったものです。
そのブランコから見える赤く焼けた西の空、肌にやさしい風がひんやりとしてくる頃には、一番星も顔を出し、お陽さまの匂いが湿り気を帯びた甘い草の匂いに変わり、焼き魚の匂いが混じる頃が、家へ帰る時間でした。


子どもは「今ここ」を生きる
子どもは大地が、地べたが、風が、空や木々が好きです。
この世界が自分の友だちだと信じていて、常に移りゆく景色への好奇心と感受性に満ちているのは、「今ここ」に生きているからです。
このような純粋で、周囲の世界と絆で結ばれた子どもは、年齢を重ねた今も私たちの中に生きています。
「インナーチャイルド」という内なる子どもの姿は、本来はこういった直観力にあふれ、生命力のかたまりのような存在のことをいいます。
♫癒しの音楽
Sunflowers │ Kevin Kendle ℗ 2001 New World Music
公式ブログ管理人:小野真由美
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Mayumi Ono

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